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アメリカには、共犯証言という司法制度が設けられてる州があります。この制度では、共犯の一人が自白すると、自白したものは減刑されますが、黙秘を続ける共犯者はその分だけ刑が重くなります、自白と黙秘の二者択一を迫られた囚人は、仲間を信頼して黙秘を続けるか、それとも仲間が黙秘を続けている間に自分だけ裏切って自白し減刑してもらうか、ジレンマに陥るというわけです。これが「囚人のジレンマゲーム」で非零和型ゲームの代表とされるものです。
非零和型ゲームは戦略の組み合わせ方によって、両方ともに利益を受ける「共栄状態」または両者ともに損失を被る「共貧状態」を生じます。これは国際間の軍事シミュレーションゲームとしても用いられています。