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ジェームズは「自分についてのイメージを抱いてくれる人と同数の社会的自己がある」と述べました。この言葉からも、自分のイメージというものが社会との関わりの中でどれだけ大切なものなのかということがうかがい知れます。
相手が持つこの自分のイメージを、意識的にあるいは無意識的に操作しようとする試みを「セルフ・プレゼンテーション(イ自己提示)」といいます。
これは印象操作につながる概念ですが、印象操作のほうがその対象が自己以外にも想定される点でより包括的な概念といえるでしょう。
セルフ・プレゼンテーションとは、それを見聞きする人たちがある特定の結論を導くように発信する情報を、うまく編集することを意味しています。つまり自分が良いと思っていることをただ話すのではなく、相手の反応を常に計算しながら進めることがプレゼンテーションの極意なのです。