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人は毎日怒ったり、笑ったり、喜んだり、憎んだりとあらゆる感情を来県しながら生きています。しかり、感情の定義は非常に難しく心理学史上でもこれまで様々な理論が展開されてきました。
ところで、感情は体に表出されて他人に伝えられます。その身体的な変化を「表情」といいます。表情とはたいてい顔に表出されたものを指しますが、ときには身振り手振り、あるいは体格なども含みます。また、表情には意識的に作られる随意運動と、外部刺激にともなって反射的に生ずる不随意運動があります。
随意運動による表情は、学習や経験を通して獲得される反応であり、文化に大きく影響されます。ウインクやあいさつするときのにっこり笑顔などは、ほとんど言語的な記号の役割を果たしているといえるでしょう。
また、不随意運動による表情には、生物学的な一定のパターンが見られます。エクマンの研究によると、幸福、驚き、怒り、嫌悪、悲しみ、恐れ、軽蔑を表す7つの表情は、国や文化を超えて共通しているとされています。