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ミンツは、口が狭くなっているビンの中から一度に多数の被験者がアルミニウムの円錐体を取り出す実験を考案しました。
口は一度に1つの円錐体しか通すことのできない大きさなので、互いの協力がないと通すことはできません。
時間制限が設けてあり、無事に取り出すことができれば報酬、できなければ罰金といった実験を行ったところ、自己中心的な被験者の妨害行為などで競り合いを引き起こしました。
しかし、そのような状況でも協力の意思を伝えあう手段があれば、協力行動が促されスムーズに取り出すことができました。
ニューヨークのワールド・トレード・センターがテロに襲撃された際、ビルの中にいた人々は狭い階段を譲り合いながら整然と非難したと報道されました。冷静に協力行動がなされたこと、アジテーターになりうる人がいなかったことが幸いしたのだと思われます。