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人間がパニックに陥る心理としては、第一に「暗示・模倣説」があげられます。これは、私たちは他人が怖がっているのを見て、自分も怖さを感じることがあるように、群集の中ではより強く暗示の心理が働いて反応するようになるからです。
また、周りの人が大声を出してわめき、あわてふためいて駆け出すのを見ると、その刺激がさらに逃走反応を増長させます。
第二に、あたかも病原菌が伝染するように、興奮などの感情が周囲の人に波及していく感染説が考えられます。Aの反応がBを刺激し、Bの反応がAに跳ね返って刺激がさらに強められ、次第に個人の判断さえも奪ってしまうのです。