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私たちは子どもの頃から「嘘をついてはいけません」と聞かされて育ちます。にも関わらず、いつも間にか嘘をつくようになります。しかも時と場合に応じて嘘を使い分けます。
ドイツの心理学者シュテルンは「嘘とは、だますことによってある目的を達成しようとする意識的な虚偽の発言である」と定義しています。
嘘をつく人の特徴としては、①虚偽の意識がある、②だます意図がある、③だます目的がはっきりしている、④罪や罰を逃れたり、自己防衛しようとしたりする目的がある、を上げています。
ですから、気おっ句違いや思い違い、勘違い、言い間違いなどは、嘘をつこうとしていたわけではないので、嘘の定義にはあてはまりません。
嘘には、詐欺や偽証など、明確に人を欺こうとする意図がありますが、「嘘も方便」というように、お世辞や愛想笑いなど人間関係を円滑にする上での嘘もあります。
人間の行動に嘘はつきもの、その良し悪しは状況によって判断するしかないといえるでしょう。