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性格を研究している心理学者は、たいてい人間のある1つか2つの特性についてのみ研究しています。そして、それらは研究者によってさまざまなので、研究者の数だけ細分化された膨大な数の性格特性の概念が存在していることになります。
しかし、そうなると人間に対する見方は断片的になってしまい、とても一個の統合された人格の個人は見えてきません。また類型論で分類する場合も、せいぜい2つか3つに分けられる程度です。これではかえって人間を理解するには荒くなってしまいます。
そこで近年では、人間の全体像を捉えるための特性を5つにまとめるためビッグ・ファイブ説が提唱されています。
コスタとマックレーは
・神経症傾向(情緒不安定性)
・外向性(快活さ・社交性)
・開放性(知性・教養・好奇心)
・協調性(社会性・信頼性)
・誠実性(自制心・勤勉さ)
の5つに分けられるとしています。
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