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自己の存在証明となるような他人との人間関係に依存することを、共依存症といいます。
たとえば、酒癖が悪く暴力を振るう夫と別れずにいる妻は、苦しみながらも心のどこかで「どうしようもない夫をかいがいしく面倒を見ている自分」に満足しているのかもしれません。また一方の夫は、本当に妻に面倒を見てもらいたいからお酒を飲んで暴れるのかもしれません。
共依存症の根底には、他者をコントロールしたいという強い欲求が潜んでいます。一見、被害者である妻のほうが、夫の酒癖の悪さに甘んじている場合もあります。ドメスティック・バイオレンスなど望ましくない人間関係を続けている人の背後には、共依存症の関係があることが多く、その関係を断ち切るためにも自分で共依存症であることを自覚することが必要となります。