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統合失調症は、日本では2002年まで「精神分裂病」と呼ばれてきました。青年期に発症することが比較的多いので遺伝的要因が強いと考えられてきましたが、その原因はいまだにはっきり解明されていません。統合失調症的症状としては次のものがあげられます。
①妄想・・・日常生活の出来事に対して不可解な意味づけをしたりします。全く見知らぬ男性なのに自分の恋人だと言い出したり、誰かに狙われているという思い込みを持ったりします。
②幻覚・幻聴・・・誰かが自分に対して大声で怒鳴ってきたり、脅したりする声が頭の中から聞こえてきたりします。
③まとまりのない会話・・・話が途中で途切れて続かなかったりします。
④ひどくまとまりのない一貫性にかける行動・・・悲しむべき時に喜ぶなど、状況にそぐわない感情反応を示します。
⑤無表情・無関心・・・自分の殻に閉じこもりがちで、周囲との接触を拒絶します。(感情の平板化、試行の貧困または意欲の欠如)
などがあげられます。