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人は他人と単純な接触を繰り返すだけで、その人に対して好意を持つようになるという仮説があります。これを単純接触の効果といいます、この仮説を実証するために、ザイアンスは顔写真を利用して、次のような実験をしました。
まず、見知らぬ人の写真を10枚用意し、2枚1組に分け、それぞれ1回、2回、5回、10回、25回とランダムに被験者に呈示しました。その後、これらの写真にまだ見せていない写真2枚を加えて被験者に呈示し、それぞれの写真についての好感度を尋ねました。結果は仮説の通りで、顔写真を密回数が増加するほど、写真の内容に関係なく、単純に好意を増していくことが明らかにされました。
しかし、この原則が正しく働くためには、初対面の印象が悪くないことが前提となります。好意を得るため、しゃにむに誰かに会おうとしても最初の印象が悪ければ嫌われるだけです。