LINE ID:@duarc
さらにアッシュは人物像を言い表す性格特性の定時順序によって、違った印象が形成されることを見出しました。【知的な→勤勉な→衝動的な→批判力のある→強情な→嫉妬深い】の順でこれらの刺激語を示した場合、「多少欠点はあるものの、能力がある人物」との人物評価がなされました。
ところが、提示する準弁を逆にすると、その評価は「能力はあるが、欠点があるためにその能力が発揮されない人物」に変わりました。これは前半に提示された語の印象に、後半の語の持つ印象が左右された結果と考えられます。
このように、最初に与えられた情報が後の情報に影響を及ぼすことを初頭効果といいます。一方、後半に提示された性格特性が前半に提示された特性より人物評価に強く影響することもあります。これを親近効果といいます。