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アメリカの社会心理学者ジャニスは、集団委はその行動を左右する集団志向が働くとしています。
その第一が不敗の幻想です。強い団結心によって結ばれ、それぞれが集団の為に働いていると信じている場合、そのメンバーは集団の大きさや結束力の強固さを”強さ”と錯覚し、楽観的な気分に支配され、すべての障害を簡単に乗り越えられると思い込んでしまうといいます。
そして、この考え方が第二の満場一致の幻想を生み出します。一人でも反対する者が出たら、集団の結束を損なうのではないかという思いが働き、その場にいた何人かは疑問を持っていても発言を控える傾向にあるそうです。
このような集団思考にとらわれると、集団の一体感を壊さないことに注意が奪われ、問題の十分な検討ができなくなり、結果現実的で有効な問題解決ができなくなってしまうものです。