LINE ID:@duarc
人間は、たとえば「ライオンや蛇が怖い」ということを生まれながらに知っているわけではありません。
実際、赤ちゃんの目の前にライオンがいたとしても、それが身に危険を及ぼす動物であるとは知らず、好奇心のみで近寄ろうとするかもしれません。
成長するにしたがって、色々なものに怒りや喜びを感じるようになるのか、と考えたのが行動主義心理学を唱えたワトソンです。
ワトソンとレイナーは生後9ヶ月の子どもアルバートに条件付けの実験を行い、感情は学習によって身に付くということを実証しました。つまり、人間は成長する過程で、学習によって感情を身につけているのです。
そのため、小さい頃に犬に噛み付かれてケガをした人が、その後も犬を見る度に「恐怖」を感じてしまうということが起こるのです。