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森田正馬が1920年頃確立した、神経症の精神療法です。森田は、神経症の患者は内省的で完全主義、そしてよりよく生きたいという「生の欲望」が強く、ささいな身体の変化でも不安を持ちやすい「ヒポコンドリー性基調」であると考えました。
この性質の人は、ちょっとした心身の変化に注意を集中しているうちに、感覚が鋭敏になり、さらに自己に注意を向けてしまうという悪循環を繰り返し、その結果主観的な苦悩を増大させ神経症にいたると考えられます。
このような固着状態の「とらわれ」から脱して「あるが」を受け入れ「生の欲望」の発揮に向かうことが森田療法の目的です。