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実際の自殺未遂者の数は不明ですが、一般に自殺者の数倍から数十倍はいるのではないかと推定されています。
自殺未遂者の多くは青年に占められるようです。自殺の理由としては、「世の中が嫌になった」「学業で失敗した」という本人自身の問題よりも、「失恋」「家庭不和」など人間関係によることのほうが未遂で終わる傾向が高くなっています。また、青年の自殺には何かを訴えようとする傾向があり、長い遺書を残したりするのもそのあらわれです。
青年の自殺は「憧れ自殺」と呼ばれることもあるように、生死を賭けて再生への望みを残そうとする逆説的な心理が読み取れます。高齢者に多いあきらめ自殺とは異なり、一方で「助けてほしい」という願望が残されていると言えるでしょう。