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○白雪姫コンプレックス
母親が育児ストレスなどから、してはいけないと分かっているのに思わず子どもに手を上げてしまうというケースは少なくありません。母親本人は子どもを折檻した後に、激しい後悔の念にさいなまれるのですが、それでもこの矛盾した感情を抑えきれないようです。
体罰を是とする人の中には、自分も体罰を受けて育ったという経歴の人が多いようです。精神分析学者の佐藤紀子氏によると、「実母や実父からさえ保護されずに育った白雪姫は、母となったときに本人がどんなに望まなくても実子を虐待する可能性が強い」と分析しています。
この見解から、親が子どもに対して暴力や虐待するをすることを「白雪姫コンプレックス」と呼んでいます。しかも、このコンプレックスは世代を超えて感染していくといいます。つまり、母親から体罰を受けた経験のある人は、自分の子どもに体罰を与える可能性が十分にあるということです。